コンパクトでも開放感溢れる家(東京都清瀬市M様)

設計のポイント

敷地面積約100m²（約30坪）で、高さ制限により3階建てが建てられない土地に、 建築面積は約50m²（約15坪）、延床面積も約97m²（約29坪）というサイズ感でありながら、開放感溢れる建物に仕上げました。

2階に設けたリビングは大きな吹き抜けが広がり、吹き抜け部の5連の窓から明るい光が差し込みます。 1階から2階に上がる階段とキッチンとの間の仕切りは腰壁を設けず、開放的なアイアンで仕上げました。
そのアイアンの笠木は木板で仕上げ、冷たいイメージのあるアイアンに温かみのあるアクセントとなっています。
さらに、リビングから繋がるロフトへの階段も、あえて手すりを設けないことで視線をさえぎる物が減り、とても開放的です。

また、建築地は防火地域ということで、使用できるサッシの種類が少なく、 設計にかなりの制約がありましたが、 FIX窓などを上手く組み合わせることで、大きな開口部をバルコニー側へ造ることができました。

外観も内装も白を基調として仕上げ、おしゃれで明るい印象となっています。
特に内装は、空間が明るく・広く見え、狭さを感じさせません。

限られたスペースでありながら、浴室は1620サイズ（1.25坪）の大きいものを採用しています。

お施主様はネコを飼っておられ、ペットドア付きのインテリアドアを付けたかったのですが、 デザインイメージに合うものがなかったので、全体のデザインにマッチする無垢の木製ドアを制作し、後日、ペットドア加工ができるような仕様にしました。
玄関は、階段をスケルトンにして視線の抜けをつくり、床面を白い石貼りとし、廊下と玄関ホールを一体化することで、広々とした空間となりました。

【設計】
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